山田緑地 採蜜体験

北九州市の公園で子どもたちが参加し蜂蜜採取を体験する催し

日本固有の在来種のミツバチを使った養蜂が行われている北九州市の公園で、子どもたちが参加して蜂蜜の採取を体験する催しが開かれました。
この催しは、ニホンミツバチを飼育している北九州市小倉北区の公園、山田緑地の指定管理者を務めるNPO法人が11年前から続けています。
地元の幼稚園児や小学生、それに保護者など、19人が参加して、巣箱から蜂蜜をとり出す作業が行われました。
参加者は公園内に設置された巣箱の周りに集まり、NPO法人のメンバーからアドバイスを受けながら巣の一部を包丁で切り離して、公園内のログハウスに運びました。
そして、蜂蜜のつまった部分を細かく切って、子どもたちが早速、味わっていました。
ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べて採れる蜂蜜の量が半分以下と少なく、まろやかな味が特徴だということです。
福津市から家族と訪れた小学生の男の子は、「蜂蜜を採るのは思ったより大変でした。日ごろ、食べる蜂蜜よりおいしかったです」と話していました。
また、主催者のNPO法人「グリーンワーク」の舛本哲也会長は、「受粉で植物を育てているみつばちの大切さを知り、生き物を大事にする気持ちを持ってほしい」と話していました。